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 シリーズ化されるか!?「今日の本」と書きながら(3/4)、早くも2週間近くたってしまいました。今日はフロの日だそうです。フロ本は即座に思いつかなかったので、新古今和歌集にチャレンジです。
 1205年の今日「新古今和歌集」が完成したそうです。

 欲しいときに欲しい本が見つからないのは、お店に綺麗に本を並べても解決しないようです。 有報堂には、結構和歌や漢詩の本も多いのですが・・・。新古今和歌集が見つからない・・・

 新古今和歌集では、西行の作が一番多いそうです。そこで西行本を。(桜で有名な西行なので桜の時期にとも思っていましたが・・・)

  有吉保『西行』(創美社)
をまず選んでみましたが、詩歌の類をあまり理解できないブックス担当には少し辛かった思い出が。

 そこで思い出したのは、
  作・金田正太朗、画・円堂たいが『焼け跡探偵帖ポワ朗』(小学館)1巻
この本の3話目「櫻御前伝承殺人」は、西行話です。西行の歌が結構出てきます。
 吉野が舞台で題名通り桜がからんだ話です。西行と戦って敗れた悪霊櫻御前の話しになぞらえた殺人事件が起こって・・・。(推理ものはネタバレが怖くてどこまで書けばいいのか分かりません)『ポワ朗』は好きな推理マンガの一つですが、2巻で連載が終わっているので個人的にはとても残念です。短歌を解する心がなくても十分楽しめます。桜の季節にぜひどうぞ。
 原作者の金田正太朗はいくつもの別名義でマンガ原作を書いています。主にミステリー作品を書くので、ブックス担当は知らない間にこの方が原作のマンガをたくさん持っていました。この方の別名義のマンガは又の機会にご紹介します。

 しかし、今日は雪。気分は
「わりなしや氷る筧の水ゆゑに思ひ捨ててし春の待たるる」(西行)
この句は俗世が懐かしいという意味ですが、有報堂スタッフ的にはそのまま「春の待たるる」(笑)です。(『西行』P.37)



※3月の営業のお知らせは2/24の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。

  

  



 球春到来!キャンプインの2月位から言われていますが、やはり開幕が近くなると実感が湧いてきます。
 いよいよ、プロ野球が開幕します。パリーグは20日(土)、セリーグは26日(金)からです。21日には選抜高校野球も始まります。野球三昧の日々が・・・。(高校野球からプロ野球まで、朝から晩まで野球放映をするスポーツカフェを虎視眈々と狙っていましたが、あっさり却下されました。)

 シーズン開幕前に必ず準備するものの一つに
  プロ野球選手名鑑(倉)があります。必需品です。


 今年もぬかりなく購入しました。
  『2010年プロ野球選手写真名鑑』(日刊スポーツ)
色んな出版社から出ていますが、ブックス担当一押しは日刊スポーツの選手名鑑です。コストと見やすさとデータの豊富さで他を圧倒します。2005年からオールカラーになってとても見やすくなっています。選手個人個人の昨年の成績と通算成績が表になって掲載されていて、オタクに嬉しいつくりになっています。


 2010年の選手名鑑のみ図書室に置いてあります。シーズンインの前に予習をしにぜひ有報堂へお越し下さい。(昨年以前の選手名鑑をご希望の方は、倉庫にありますのでスタッフまでお声をかけてください。)


 ブックス担当は、今年の秋に「祝!阪神タイガース優勝ブックフェア」がやれると信じています。皆さんの今年のプロ野球順位予想は、どんな様相でしょうか。


※3/22(月・祝)は17:00〜貸切となるため、16:00までの営業となります(L.O.は15:00です)。ご了承ください。3月の営業のお知らせは2/24の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。
  

  



 「今日は何の日か」ということがよくマスコミで話題になっています。そんなに今日は何の日か気になる人が多いのでしょうか。

 今朝ラジオを聞いていたら「1944年の今日は、宝塚歌劇が戦時下不適当と休演、さよなら公演にファン殺到した日」だそうです。そんなことまで・・・と思いながらこんな本を思い出しました。

  玉岡かおる『タカラジェンヌの太平洋戦争』(新潮新書)
 この本によると、1944年の今日、決戦非常措置要項による劇場閉鎖命令を受け、宝塚大劇場の最後の舞台が行われたそうです。演目は「翼の決戦」・・・。軍隊ものの宝塚って・・・。
 すでに1940年の後半頃からは、カタカナ(所謂外来語)は一掃されて、平仮名・カタカナの名前のみに。例えば「ミュージカル・ドラマ」や「オペレッタ」が「歌劇」に、「グランド・ショウ」が「名作童話」に。野球なんかと全く同じですね。野球のことは良く知っていましたが、この本を読むまで宝塚のことは全く考えつきませんでした。戦争が何を奪っていくのかの一端が分かる本です。宝塚歌劇団が巧みに国策に利用されていく過程が分かります。
 国策に利用され、国威発揚に利用されていった宝塚歌劇団自身が、そのことを戦後どう総括し反省していったのかが、この本では分からなかったのが少し不服ですが、一読の価値ありです。


 もう1冊今日ネタで。

  河惣益巳『花巡礼』(白泉社)
 フィクションですが、1188年の今日生まれたブンランシュ・ド・カスティーユ(ルイ8世の王妃)が出てくるので。有島武郎(1878年の今日生)とどっちにしようか悩んでこの本にしてみました。ブンランシュ・ド・カスティーユ自体は、第3部まで出て来ませんが。しかも全く血筋が違う人になってるし・・・。でも、フィクションですから史実とは関係なく読めば結構面白いです。特に1部・2部が、強い女性の出てくる話が好きなブックス担当としてはとても楽しく読みました。なんせあのアリエノール・ダキテーヌ(仏王妃と英王妃になった実在の人物。百年戦争の原因と言われる人)が話の中心ですから。歴史が分からなかったら少し辛いかもしれません。幾らフィクションでも、どうやって決着させるのかと思ったら結構豪腕で辻褄を合わせてきました。その豪腕は、史実を知っていれば分かる決着ですが、知らないと意味不明です。自分の中世ヨーロッパ史の物知り度数を測るのに読んでみてはいかかでしょうか。


 「今日」の本を読みに有報堂へお越し下さい。そのうち「今日の本」で色々記事がかけるようになるかも。


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「納得いかねえ!!」久々に面白くない本で討ち死にしました。面白くないというか展開に納得がいかないと言うか・・・


この
  一条ゆかり『プライド』12巻(集英社)です。
ブログの中でも何度か紹介している一条ゆかりは、ブックス担当の中では割と外さない漫画家の一人です。『プライド』も出だしはとても面白かったのですが、途中から雲行きが怪しくなって、ついに最終巻。そもそも本屋でこの本を見たとき「えっこれで終わり?!」という感覚で、まだ終わる感触のなかった本だったのでびっくりです。しかも「これはないでしょう」と思う終わりです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、萌(登場人物の一人)派の私としては釈然としない。めっちゃくちゃ萌に肩入れして読んできたのに。うーん。あまりにも不服だったので、もう既に真夜中(1:30頃)だったのに、口直しならぬ目直しの本を選ぶはめに・・・。

最新刊でまだ読んでいなかった『Q.E.D.』35巻や『C.M.B.』13巻でも収まりがつかず、遂に禁断のグルメマンガに・・・(お腹が空くから本来は選ばないのですが)

それは、
  よしながふみ『きのう何食べた?』(講談社)1〜3巻
今有報堂ブックス内で美味しいマンガの1位・2位を争う『きのう何食べた?』お腹は空いたけど、気は収まりました。このマンガは、簡単な料理が多くすぐに再現出来るのがとても気に入っています。料理を作ることが本当に好きなんだなあと思わせる主人公の筧さんを彼氏にしたいといつも思います。家に帰ってこれだけ料理が出来ていたら幸せだろうな。これを読むとラザニアが食べたくなったり、熱烈に酢辣湯が食べたくなったり、
  クレープが食べたくなったりします。
これを読んだ後、有報堂ではクレープ祭りをしました(笑)。



さあ皆さんも
「オリンピック長居セット」(お一人様¥2000)
を注文して、『きのう何食べた?』をゆっくり読んでみてください。


※2/27(土)18:30〜貸切となるため、17:30までの営業となります(L.O.は16:30です)。ご了承下さい。その他の営業のお知らせは、1/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。





 風邪をひいた。一昨日の夜位から喉に違和感が・・・。昨日は、これは風邪といって間違いないという喉の痛さ。今日は、寒いし喉が痛いし咳が出る。久々に本格的な風邪にかかったようです。顔の半分をマスクで覆って着ぶくれ状態。これで果たして接客が出来るのか?お客さんが来たら大慌てでコックコートに着替えています。そのうち歌舞伎の早変わりのようになれるかも・・・。

 「風邪の特効薬を作ったらノーベル賞もの」と言われるように、風邪には特効薬がありません。栄養をとって安静にするのが一番です。が、中々休めないのが現代人。安静にしないでも風邪を治す方法をいくつかストックしておきたいものです。皆さんは、自己流の風邪の治し方はありますか。

 伊藤理佐『おいピータン!!』8巻(講談社)
の中で渡辺は、卵酒を作っています。卵酒は大道ですね。(ちなみに渡辺の彼・大森は風邪の時にひつまぶしや親子丼をたいらげて太り、治ってから病人食を食べる話し(6巻)もあります)

 一条ゆかり『一条ゆかりの食生活』(集英社)(倉)
で一条ゆかりは、体育会系の風邪の治し方をレクチャーしています。

 仲村佳樹『スキップビート』6巻(白泉社)
でキョーコは、大根おろしにハチミツをかけたものが喉に効くと言っています。

 このように自己流の風邪の治し方がたくさんあるようです。本やマンガの中にも風邪の治し方が書かれているものが結構あります。ブックス担当は、上記の三つはもちろん本に出てくる治し方は、やれそうなら一通り試してみることにしています。ただし、風邪をひかないと試せないので時間がかかります。(割と健康体なので、1年に1回も風邪をひかないこともあるので・・・)

 今ブックス担当一押しの風邪の治し方は、お風呂に入って暖まった後、「れんこんくず湯」(2009年11月9日記事参照)を飲んで速やかに寝る!です。
 風邪は体の弱いところからでると言われていますが、私が風邪をひくと一番最初にやられるのは喉です。蓮根は、喉に良いと言われています。以前は、蓮根をすり下ろして絞った汁を飲んでいました。『スキップビート』の大根おろしとハチミツも結構効きます。しかし、体力がないときに蓮根や大根をすりおろす作業がしんどい・・・その点、れんこんくず湯は粉末なので調理しやすいのです。3年前位にれんこんくず湯に出会って以来、風邪の時はもっぱらこれにお世話になっています。

 れんこんくず湯は、風邪の予防にも効果があります。受験生にお勧めした(1/27の記事)のはそう言うわけです。
 皆さんも風邪の予防に、有報堂のペチカにあたって、れんこんくず湯はいかがですか。



※2月の営業のお知らせは1/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。


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