2/5の記事にもあるように、有報堂は国産レモンフェア中で、珍しくレモンティーがメニューになっています。
今、通常の紅茶は ブルンジ紅茶 を使っています。アフリカ中部の国の紅茶です。GNI(国民総所得)が世界最下位の国です。この国にある製茶工場は5つ。どれも古くて、新しい機械を入れればもっと良い味の紅茶が出来ると言われているそうです。有報堂では、紅茶で国際貢献と思って購入しています。 このブルンジ紅茶の説明書には、「牛乳を温めて淹れるミルクティーは、この紅茶の特徴をさらに生かします」と書いてあります。通常は、ストレートかミルクティーでしか出さないので問題ありません。 レモンティーには、 ケニア を使っています。ケニアは1963年の独立後に、茶栽培に力をいれてきたため、若い茶木が多く虫がつきにくいことや、アジア大陸から隔離されて深刻な害虫に悩まされないため、めったに農薬は使われていません。また品質の高さの維持のために、政府が害虫に強い苗木のみを農家に提供しているそうです。ようするに国を挙げて無農薬の紅茶を奨励しています。確かに、ケニアは無農薬紅茶だと言われるものが多いです。 このケニアの説明書には、「ストレートティーに最も適していますが、ミルクティーでもおいしく召し上がっていただけます。レモンティーは、渋みが強く感じられます」と書いてあります。なのに何故レモンティーに・・・。 レモンティーに合うと謳っている無農薬紅茶に巡り会うことはめったにありません。そこで、今回レモンティーを出すにあたって、スタッフ全員でティスティングをやりました。その中で、ケニアが一番美味しかったのです。「説明書より自分の舌を信じよう」と言うことでケニアをレモンティーにだしています。 普段めったに紅茶は出ませんが、レモンティーのオーダーはたくさんあります。何度も注文されるお客様もいるので、自分たちの舌は正しかった!と思っています。 そしてロイヤルミルクティーには、この二つのどちらも使っていません。これもティスティングの結果、ディクサムブロークン(アッサム)を使うことにしました。 ほとんど出ることのない紅茶なのに・・・。有報堂には紅茶の茶葉が3種類あります。どれを何に使うか袋に書いておかないと混乱します。下手にティスティングなんかすると違いが分かってしまうので大変です。 2009/11/12の記事にもあるように、冬期限定メニュースタート時にロイヤルミルクティーが間に合わなかったのは、茶葉を探していたからです。 有報堂一押しの無農薬紅茶は、アフリカンプライドです。オープン時には、通常の紅茶もロイヤルミルクティーもこれ一つでしたが、仕入れ先の関係で扱えなくなってしまいました。以来、有報堂は美味しい無農薬紅茶を求めて、長い長い旅をしています。今もその途中です。皆さんお薦めの無農薬紅茶もぜひ教えてください。 こんな有報堂で紅茶とレモンティーとロイヤルミルクティー、三つの味を試してみるのはいかがですか。 (実は、今日書きたかった紅茶の話はこれではなかったのです。でも、これだけで相当長くなってしまったので、また明日続きを) ※3月の営業のお知らせは2/24の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 |
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