今日は近世哲学の父、ルネ・デカルトの誕生日です。1596年のお生まれです。「今日の本」は、デカルトです。有報堂にもデカルトが!今日はその中から3冊をご紹介します。 「我思う、ゆえに我あり(cogito ergo sum)」という命題で有名なデカルトです。誰もが一度は聞いたことがあるはず。 聞いたことはあるけど、意味はちょっと・・・という人も多いはずです。そんな人には、 岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書) がお勧めです。その名の通り入門書です。しかもジュニア向け。第3部2章「理性主義の系譜」のトップバッターがデカルトです。これを読むと少し分かった気になります。読んだその瞬間はすごく理解した気になったんですけどねえ・・・。ヨーロッパ思想の基礎を、ギリシアの思想とヘブライの信仰において、その二つを最初の2章で詳しく説明しています。この流れで読むとデカルトも分かった気に。一気に読んだほうが分かるような気がします。 岩波書店がジュニアをどれぐらいの年齢層にしているかは分かりませんが、自分がジュニアだと思われる時期に読んでいたら全く理解出来なかっただろうなと思います。今読むと分かることも多いし、そうではないんじゃないかと疑問を持つこともあります。成長してますね。大人に勧める入門書です。 川原泉『事象の地平』(白泉社) にもデカルトが出てきます。 第2章究極の12哲人列伝に 出てきます。この似顔絵の上のセリフがお気に入りです。 これは漫画家・川原泉のエッセイ集です。マンガと同じテンションでエッセイ及び哲学解説。川原マンガを読んだことのある人のほうが楽しめます。第1章のお気楽哲学講座も脱力系でお勧めです。 最後はマンガから 「コギトエルゴスム」を叫んでいるのはだーれだ? コブラだよ。 寺沢武一『COBRA』(メディアファクトリー)5巻のシーンです。 SFは苦手なブックス担当ですが、視覚化されるとついていけます。海賊ギルドの銀河統一への野望を描く、「シドの女神」編のクライマックスでこの言葉が。シドの女神へのプログラミングで使われます。デカルト本人は出てきませんが、結構うまいかもと思いました。この話ではもう一人有名人が最後に出てきますが、それはまたその人の誕生日にでも。気になる方は、有報堂で『COBRA』をぜひお読み下さい。 有報堂には、この他にもデカルトが出てくる本が結構あります。デカルトを捜しに有報堂へ来ませんか。 ※4月の営業のお知らせは3/27の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 |
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