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 開催中のチョコレートブックスフェア。
 ミルクチョコ度の高い作品を紹介するといいながら、よくよく


    フェア棚を
見ていると、ミルクチョコ度が高いと言うよりはくだらない(良い意味で)ものが多く、あまり選べず・・・しかも一般的な甘甘な本はあまり持っていないので、断念しました。


 食べることが好きで、本を読むことが好きな有報堂ブックス担当は、何か食べる度に本を思い出したりします。

 特にファーストコンタクトのファーストインプレッション(第一印象)はかなり後々まで残ります。

 例えば、ミートソースを食べると『スパゲッティがたべたいよう』のおばけのアッチを思い出すとか。子供の頃自分の作るミートソースは、あまり綺麗な色にならず、おひさまいろのミートソースはどうやって作るのか真剣に悩んだものです。この印象は未だに抜けず、ミートソースの色はおひさまいろだと思っています。


 チョコレートのファーストインプレッションは、『チョコレート工場の秘密』ですが、有報堂にはないのです・・・。


 代わりに最近チョコレートを食べる度に思い出している本を紹介します。


   
     乙一『銃とチョコレート』(講談社)

 探偵の名前はロイズ、怪盗の名前はゴディバ、警視の名前はガナッシュ、主役はリンツ!その他にもメリー、ドゥバイヨル、ブラウニー、ジャンポール、モロゾフ等など登場人物はチョコにまつわる名前ばかり。読んでいる間それぞれの会社のチョコを思い出したりして、お腹がすいて大変でした。しかも、児童書なのに我らがヒーローの名探偵の性格が悪い・・・。なかなかやかましくて読ませる本でしたが、全ての登場人物が良い人なのか、悪い人なのか煮え切らない感じで・・・。子供が面白いかは微妙。自分が子供のときならついていけなかったかも。


 こちらのほうが、子供のときでも楽しめたかもと思う本です。



   アレックス・シアラー(金原瑞人訳)『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)
 原作の題名は、「密造」という意味だったそうですが、日本版の題名『チョコレート・アンダーグラウンド』がぴったりの中身です。この題名にして売れたというのはよく分かります。

 選挙で勝利を収めた健全健康党は、「チョコレート禁止法」を発令!!その法律の名は「チョコレート、砂糖および添加物禁止法」。(これが発令されたら有報堂は立ちゆかなくなります) この法律に反発して子供たちが立ち上がる!地下に潜ってチョコレートの密造・密売を始めます。この地下にあるチョコバーに行ってみたい!!(有報堂ブックス担当は、いつかこのチョコバーを有報堂でやってみたいとひそかに考えています)
 大人ほど分別がなく、怖い者知らずの子供は凄い。理不尽なことに立ち向かっていく勇気が湧く本です。
 この本は、レジスタンスの本です。選挙に行かない全ての有権者に読ませたい!!エジプト市民革命が目の前で進行している今こそ読むべき本です。


 この本を読んでチョコレートを食べられる歓びをかみしめよう。
 そして有報堂のチョコレートスイーツを堪能しよう。

 

※2/20(日)は、終日出張営業のため、店舗での通常営業はいたしません。申し訳ありませんがご了承ください。その他の2月の営業のお知らせは、1/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。
    





 

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