一部で熱烈なリクエストがあった 原発本フェアが ひっそりと始まっています。 題して 「みんなで一緒に考えてみよう。原発のこと、エネルギーのことを」 8月の平和のブックフェアで出していた(■■■)本も、もちろんあります。 それ以外の本も、もちろんあります。いくつかご紹介します。 まずは自己防衛からか? 野口邦和『放射能汚染から家族を守る 食べ方の安全マニュアル』 青春出版社 有報堂のコンセプトの一つに食の安心・安全があります。オープンしたときに、食の安心・安全と言えば農薬や添加物などを使っていないという意味でしたが、今となっては放射能にも気をつけなければいけない事態に・・・なんてことだ。 福島の原発事故以来にわかに脚光を浴びている放射線防護学。その放射線防護学の立場から、どうやって食べ物の除染をすべきかレクチャーされています。特に小さいお子さんのいる方は、一度読んで見てもいいかもしれません。 しかし、問題は原発なのだ!!汚染された食べ物は、原発さえなければ汚染されなかったはずなのに・・・と言うわけで、自己防衛もするが、 ブックレットや 新書で 原発や被曝のことについて考えてみよう。 または、 絵本で チェルノブイリ事故で市民の生活はどうなってしまったのか、思いを馳せてみるのもいいかもしれない。 貝原浩『貝原浩画文集 風しもの村 チェルノブイリ・スケッチ』(パロル舎) 「風しもの村」とは、チェルノブイリ原発事故の当日、爆風によって巻き上げられた放射性物質が、強い北風にのってベラルーシ一帯の穀倉地帯にまき散らされ、死の灰が集中的に降ってきた村のことだそうです。そんな村が風下には数多く点在しているそうです。 貝原浩は事故から6年経った1992年に、ベラルーシ・チェチェルスク村を訪れました。そこで見た人々の生活をスケッチし、文を添えました。それがこの本です。 普通に生活していたのに強制避難させられ「埋葬の村」になってしまった家の窓、自分の故郷に居たいだけなのに、行政指導に従わない「サマショーロ」と呼ばれてしまう人々。「サマショーロ」はわがままな人という意味だそうです。政治が国民のほうを向いていない言葉だなあと怒りが湧いてきます。 それでも生きている彼らの顔から何が感じられるのか・・・。読む人それぞれの「感度」が問われます。その「感度」から何が生まれるのか、みんなで考えたいものです。 マンガやエネルギーの本もフェア本になっていますが、またしても、相当長くなってしまったので続きは明日に。 ※10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。
無題
長野まゆみ「八月六日上々天気」お勧めです。原爆をテーマに扱った作品(でも内容は恋愛モノに近いかも)で、彼女には珍しい女性の主人公。
あ〜いいですねえ
夏茜さん
コメントありがとうございます。ブックス担当が出張で留守にしていたので、お返事が遅れてしまいました。ごめんなさい。 『八月六日上々天気』良いですねえ。私も好きです。残念ながら今有報堂の手持ちにはありませんが、有報堂にも置きたいなと思っています。 またお勧めの本をおしえてくださいね。 |
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