恒例の愉快な仲間達の「お仕事訪問」
懐かしの石工ボードなどが見えています。 田村建築さんは、大工仕事だけではなく塗装や 作ってしまいます。 塗装・電気工事や設備まで手がけることで、かなり自分のイメージ通りの仕事が出来るそうです。お施主さんの要望にもかなり応えることが出来てこだわりの家が造れます。ハウスメーカーとの違いを出すためには、技術が必要です。 メリーポピンズの鞄のように 色んな物が出てきます。お客さんに材質や色の説明をするための板などです。暗くて見えづらいですが、右側の茶色い板は、田村建築さんが古色に塗った板です。古っぽく見せる塗装です。茶粉(寺社などの修復時によく使われます)と墨汁を混ぜて色を調節して塗ります。このお宅は、2枚目の写真の梁などは120年130年前のもので古色塗りがとても似合います。 鞄から出てきたもののメインは、宮大工もやっていた田村建築さんの 木材の長さは決まっているため、部屋の大きさによっては柱や梁を2本以上の木材を繋いで作ることもあります。それを繋ぐのが継手です。 2本の木材をこのように 一般的な継手です。 その他にも、 などなど神社仏閣に使われる色んな継手が出てきます。 スタンダードな鎌継以外はどれも 取れません。縦揺れにも横揺れにも強い設計になっています。 そしてこれが 四方が鎌継になっています。いったいどうやって外すんだ!! これも斜めにスライドさせていきます。田村建築さんが お見事!!「飲み歩いてるだけじゃないじゃん」「株が上がったぞ」と、やいのやいのの喝采です。 みんなで「このミニチュア継手を売ればいい」「ストラップはどうか」「パズルがいい」と大騒ぎです。 重要文化財などにしか使用されていないこの不可能継手を、何と今回の現場では使っているというのです。 (クリックして拡大してみてください) 分かりますか?柱に使われています。 田村建築さんは、この継手で今後売り込みをしていく予定です。住宅の施工を請けるときに「家族の絆を深める」意味合いも込めて継手をどこかに使うことで、ハウスメーカーの家とは違う付加価値のある家をつくりたいとのこと。今の現場に使った継手も、ミニチュアのように継手部分が分かるように色分けをする予定だそうです。完成したらまたみんなで見に行くので、その時はご報告します。 愉快な仲間達は、自分の仕事のオタクがたくさんいます。今回もこだわりたっぷりの楽しいお仕事訪問でした。田村建築さんありがとうございました。 ☆おまけ☆ 先月お仕事訪問に行った湯澤左官さん(2010/12/11記事■■■)も、この現場に入っています。見よ!!この見事な 1.5mmの塗りです。田村建築さんの古色塗りとマッチしています。 今回訪問した現場のお施主Hさんは、有報堂自家工事のレンガ張りのお手伝いに来てくれた方の一人です。有報堂のペチカがすっかり気に入って、今回のご自宅の改装でついに 有報堂ペチカ普及委員会でも作ろうかしらという勢いです。 ※1月の営業のお知らせは、12/29の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 ![]() ![]() |
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