ついに買った!ずっと探していた絵本
鈴木のりたけ『しごとば』(ブロンズ新社)。 もともと、この本の続編の 鈴木のりたけ『続・しごとば』(ブロンズ新社) は有報堂にあったのです。 続が気に入って、ずっと続ではないほうを探していました。先日ついに見つけました。 『しごとば』では、美容師・新幹線運転士・すし職人・自動車整備士・木のおもちゃ職人・革職人・歯医者・パティシエ・グラフィックデザイナー(+ご本人のしごとば)、『続・しごとば』では、プロ野球選手・ファッションデザイナー・漫画家・獣医師・考古学者・書店員・とうふ職人・花屋・宇宙飛行士とそれぞれ9つの職場を絵で再現しています。 実際に現場を取材して絵を描いているため、メモとか取材に行ったその現場にしかないものまで再現されています。絵ってすごいな、絵本ってすごいなと思わせる本です。活字中毒の有報堂ブックス担当は、絵本を読んでいてもたいてい絵を見ずに字ばかりを追っていることが多いのですが、これは絵をまじまじと見てしまう絵本です。 それぞれ一つずつしごとばを選んでみます。 『しごとば』からは すし職人を選んでみました。 客席の野球選手のサインから、カウンターの中の ネタや 包丁まで みっちり描かれています。 このブログでもよく紹介している、業者青年仲間の「お仕事訪問」。その「お仕事訪問」をライブでやっているような気分になる迫力ある(というか細かい)絵です。 最後は 「おいしさに敬礼!」しています。 『続・しごとば』からは、野球選手を選んでも良かったのですが、楽天イーグルスだったので落選しました。(阪神タイガースならね・・・)選ばれたのは、 考古学者です。 これまた研究室の中が、 みっちり描き込まれています。 有報堂ブックス担当的にヒットしたのは、 土器片の水洗いと 土器片への文字書きです。 有報堂ブックス担当は、学芸員の資格を持っています(持っているだけですが)。学芸員実習をやっていたときに体験した作業の中で、この二つが「私は学芸員に向いていないな」と思わせる作業だったのです。 土器片の水洗いは、土器片についた土を洗い落とす作業です。最初の内は、土が落ちていくのが分かります。が、綺麗になってくるとどうも土器がもろもろと崩れていっている感じなのです。土ではなく、土器の色のような気がするのですが、引き際が分かりません。大切な資料が崩れていっている感覚です。(ひどい(-_-;)) 土器片への文字書きは、『続・しごとば』にも書いてありますが、「小さい文字」で出土した日付、場所、番号・記号などなど記入していきます。この「小さい文字」が全く書けないのです。鉛筆やペンでも小さい文字を書くのに苦労するのに、慣れない筆で「小さな文字」は書けない・・・(-_-;)本当に不器用です。 実習期間中、何よりも心が痛かった作業を思い出させる絵でした。 この二つ以外のどの「しごとば」も迫力満点です。ぜひ、読んで見て下さい。 有報堂にも取材に来ていただけるよう、読者カードを送ってみました。取材に来たら面白いですね。 ※11/6・7の土日は、都合により臨時休業とさせていただきます。申し訳ありませんがご了承ください。その他の11月の営業のお知らせは、10/31の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。
あれあれ
あったのね、有報堂に。見逃してました。今度見せてもラオウっと。(いつもガラスの仮面を読んでいる姉妹の父親)
あったんです
ベンさんへ
『しごとば』今度来たときぜひお読み下さい。 『ガラスの仮面』も奇跡の2ヶ月連続リリースで新刊が続々出ています。 |
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