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 有報堂の平和のブックフェアでは、核兵器・原水爆も重要なテーマのひとつです。


広島や長崎は
  
もちろんのこと、


 ビキニ事件や  世界の核についても

学んでみたいと思っています。


 原爆の入門編としては、やはり


  漫画が入りやすいでしょうか。 


 定番は


    中沢啓治『はだしのゲン』(汐文社)全10巻  

でしょうかね。有報堂スタッフは全員、子供の時これを読んでとてつもなく怖かったという思い出があります。全然違う地域で全く接点のない子供たちの共通の記憶になるというのが本や漫画の凄さだなあと思います。有報堂の平和への思いはこれが原点かもしれません。


 最近の漫画では、2007年に映画化されて話題になった


   こうの史代『夕凪の街桜の国』(双葉社)

がしんみりしますね。原爆投下後の広島を描いたこの漫画。戦後生まれの作者が、自分の生まれる前の広島を書き、原爆の重い影を背負いながらも過ぎていく日常を描いているこの作品を読むと、広島では原爆投下がまだ過去のことではないんだなあという気持ちになります。


 
 写真詩集 

『たった一発の爆弾でヒロシマ20万人、ナガサキ10万人が死んだ』(労働教育センター)

もきます。いつも大泣きしています。「どうしてこんなことが」「どうしてとめられなかったのか」いつも悩んでいます。


 長野県在住の被爆者の方の証言集もあります。

 長野県原水爆被災者の会『生き続けて;信州からの証言』
  
自費出版で1996年の発行です。ここで証言されている方のなかでも、その後亡くなられた方が多数います。有報堂Aがお話しを聞く機会のあった箕輪町のAさんもお亡くなりになりました。直接被爆者から話しを聞くことができた私たちが何をすべきか問われます。


 このブログの3枚目の写真は森住卓『核に蝕まれる地球』(岩波書店)です。この写真集では、旧ソ連・アメリカの核実験場の住民や、ビキニの水爆被曝者、劣化ウラン弾の被害、核工場やウラン鉱山で働く人々、などを写真でなまなましく語っています。ウラン鉱山は盲点でした。考えが及ばず自分の知識のなさに呻いています。ウランの大半は、核燃料として原子力発電に使われます。そう問題の原子力発電です。


 有報堂では、平和のブックフェアで毎年原発についても取り上げています。昨年も原発はちょっと違うのではと言われたりもしましたが、ブックス担当的には1年で最も核がクローズアップされる8月にぜひ取り上げたいと思っている分野なので、毎年懲りずに


   原発本も平和のブックフェアに

紛れています。しかも、被爆者の方々は、核兵器の製造と原子力発電所を含む核燃料サイクルとは切り離せない関係にあると、今回の原発事故に特別の憂慮と使命感を持って対応しているそうです。その思いに応えるべく有報堂の平和のブックフェアで今年もとりあげますよ。


が、今日は既に相当長くなってしまったので原発本の紹介は明日にします。



※来週8/7(日)は、誠に勝手ながら、都合により臨時休業とさせていただきます。何卒ご了承ください。その他の8月の営業のお知らせは7/27の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。

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