恒例の愉快な仲間達(上伊那民商青年部)の「お仕事訪問」。 今月は先週14日の金曜日に、愉快な仲間になって欲しいGlass Garden ChiffoN*さんにお邪魔しました。が、有報堂ブログ部は、別件で参加出来ず・・・。今回は有報堂カフェ部門が代わってご報告します。 入口に白い看板が。 有報堂夏まつりでも出店していただいたChiffoN*さん。さっそくとんぼ玉づくりのわざを見せていただきます。 いきなり火のなかに入れると割れてしまうので、先端をかざしながら少しずつ温めていきます。ゴォーというバーナーの音が、お店のなかに響きます。これを見ただけで熱そうです。 この棒で溶けたガラスを巻き取り、とんぼ玉をつくります。あとで外せるように「離型剤」という粉をつけます。 溶け落ちそうになるガラスを、何回か手をかえしながらまとめます。くるくると巻かれて先端が「わらび」のようになっています。 このとき、あまり速くまわすと遠心力で歪んでしまうそうです。 そして、模様をつけます。 白い針状のガラスはすぐに溶けて、しばらくするととんぼ玉本体と一体化しました。 この一連の作業を見ながら、みんな「ほぉー」「うわー」と叫んでいます。右手と左手それぞれに違う作業を素早くこなしています。 完成したとんぼ玉は 冷えて触れるようになるまで30分くらいかかります。園芸用の土を使っているところに農民と樵が反応しています。「これいいよね」「安いよね」などと興奮しています。 冷めるのを待つ間に、愉快な仲間もとんぼ玉づくりを体験させてもらえることに。立候補を募りますが、「うまくできるかな」「火がこわいなぁ」と、尻込みする人多数。推薦により、大工と有報堂Bがやってみます。 右手でガラスを溶かし、溶けてくるのを落とさないように見ながら左手も動かします。 ドキドキして「はー」とか「うー」しか出ません。夢中で言われるように手を動かし、何とか完成。 つくるのは数分で終わりましたが、冷めるのに時間がかかります。その間に店内を見学。 ガラスは色によって溶ける温度が少しずつ違うそうです。100g200円〜くらいとか。割れやすい色、扱いやすい色というのもあり、さきほどの体験では初心者でも扱いやすい青や緑を使いました。 金魚やフルーツなどがものすごく小さく作られています。これをひたすら1時間2時間とつくっているときもあるとか。 どうやってつくるのかというと 組み合わせて、外側をまたガラスでくるんで引き延ばし、切断するそうです。「金太郎飴みたいですね」と言ったら「そうです」と言われ、有報堂Bは喜んでいます。 今度は、さらに高度なわざを。このパーツをなかにいれたとんぼ玉を作っていただきます。金魚が泳いでいるバージョンです。 「バブルパウダー」です。重曹に近いそうです。これを途中でガラスにつけると、気泡ができるそうです。 パーツを入れて、さらにガラスを重ねていきます。 「こてをこんな使い方するのかぁ」とみんな驚いています。残念なことに、愉快な仲間の左官は今日来ていませんでした。また、道具のこだわりを話したりできるといいですよね。 出来上がると・・・ すごい!金魚が泳いでいます。ものすごい細かい作業です。熟練のわざです。 ほかにも この「くらげの足」の部分をどうやって作るのか・・・。ほんとうに細かい作業です。 すごい! このように作られたとんぼ玉が、 ほかにも、ピアスやネックレス、携帯ストラップ、などなどいろいろな商品になって並んでいました。1個1個が手作りだとおもうと、気が遠くなりますが、手作りならではのあたたかみがあります。 さきほど有報堂Bが体験でつくったとんぼ玉は 見学が終わっても、愉快な仲間たちは 「体験教室はやりますか?」「チタンの指輪にガラスを乗せて色をつけたい」などなど、さっそく相談しています。それぞれのお仕事を見学すると、すごいわざや道具、こだわりだけでなく、一緒になにか新しい商品をつくろうとか企画をやろうとかいう話しが自然と出てきます。これこそ、愉快な仲間たち・民商青年部の醍醐味です。ものづくりびとの皆さん、ぜひ愉快な仲間になりませんか。メンバー絶賛募集中です! 店内もアンティーク風の飾り付けで、とてもかわいらしいお店でした。 ChiffoN*さん、ありがとうございました。 ※今週10/22(土)は、カフェ出張営業のため、通常営業はいたしません。また、10/23(日)はカフェのみ都合により臨時休業となります。ただし、両日ともカイロは通常どおり予約で営業いたします。あらかじめご了承くださいませ。 その他の10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 レジ横のテイクアウト商品に新しい顔が・・・ この写真では大きさがいまいちわからないかもしれません。長さがだいたい15センチくらい。テイクアウト商品としては大きいです。レジ横に置ききれるのか・・・有報堂Bは考え込んでいます。 さつまいものフィリングをたっぷりのせて、黒ごまもこれまた豪快にたっぷりのせた甘いパンです。1個食べればおなかいっぱいになります。さつまいもに素精糖とバターで甘みをつけたフィリングを、有報堂特製のパン生地にはさんで焼きました。香ばしい黒ごまのトッピングが、大学いもを思わせるようなおやつパンです。 このお芋パンに合わせるドリンクは、牛乳が一押し!(有報堂A談) 有報堂カフェにも牛乳(¥350)がありますので、合わせて食べてみてはいかがでしょう。お芋はとにかくつまりやすい。ドリンクと一緒に、ゆったりと、ゆっくりとお召し上がりくださいね。秋のおやつタイムにぴったりです。お家に持って帰ったら、ちょっとトースターなどで温めるのもいいですね。 ますます目が離せないレジ横商品!!知らぬ間に新商品が出ていることも。忘れずにチェックされたし!! ※今週10/22(土)は、カフェ出張営業のため、通常営業はいたしません。また、10/23(日)はカフェのみ都合により臨時休業となります。ただし、両日ともカイロは通常どおり予約で営業いたします。あらかじめご了承くださいませ。 その他の10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 いよいよりんごの季節がやってきました。毎年ご好評頂いている が始まりましたよ。 「まるごと秋を召し上がれ」。と、入口の掲示板にも書いてありますが、その通り紅玉りんごをまるごと1個使った、ボリュームたっぷりのスイーツです。バターで焼き、ラム酒をかけて香りをだしました。最後にバニラアイスをシングル1個ぶんトッピング。溶けてくるアイスクリームをりんごにからめてお召し上がりください。 煮たり焼いたりすることで凝縮される紅玉りんごの甘みと酸味。アップルパイなどもおすすめですが、りんごそのものを味わっていただきたくて作りました。 セットでドリンクをご注文いただくと合計金額から100円割引になります。紅茶(ポット、350円)や、チャイ(450円)がおすすめです。 チョコレート前線に続いて、りんごのスイーツも出始めますよ。お見逃しなく! ※来週10/22(土)は、カフェ出張営業のため、通常営業はいたしません。また、10/23(日)はカフェのみ都合により臨時休業となります(カイロは通常どおり予約で営業)。あらかじめご了承くださいませ。 その他の10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 昨日の続きだよ。 原発本フェアには、マンガもいくつかあります。8月の平和のブックフェア(■■■)で割と人気だった、山岸凉子『ブルー・ロージズ』(文春文庫ビジュアル版)ももちろんあります。 「パエトーン」と並んで、今回の事故以後再注目されているマンガ あります。 に収録されています。5.2☆11.8とは消費者が使用するエネルギー5.2に対し、送電ロスなどで失われるエネルギーが11.8という意味らしい。チェルノブイリの5年前の作品とは思えず・・・この問題提起は日本人には響かなかったのか・・・マンガってすごいよね。(一番最初に収録されていた『夕暮れの旅』も持っていたはずなのだが) 例えば、こんなものも。 堀江邦夫(文)、水木しげる(絵)です。マンガではないけど、水木しげるが描いているし感覚的にはマンガ枠です。32年前の1979年に「アサヒグラフ」に掲載されたルポが復活したのだ!! 下請け労働者として原発三ヶ所で働いた堀江邦夫渾身のルポです。32年前から声を上げていた人がいるのに、どうしてここまで来てしまったのか・・・人間を人間扱いしない人間がどうして出来上がってしまうのか・・・。ルポライターが潜入取材しなければ、このことが分からなかったのか・・・などなど色々かんがえさせられます。 この元になった『原発ジプシー』を持っているはずなのだが・・・。見あたらず・・・捜索中・・・見つかったら急いでブックフェア本に追加します。 そして がブックフェア棚にあるのも決して間違いではありません。何故この本が選ばれたのか。「読めばわかる」(by有報堂ブックス担当) しかも最後まで読まないと分からない・・・結構大変かも。清水玲子のマンガは結構好きなのですが、この話しはちょっと相性がわるかったなあ。でも考えさせられるから余力があったら読んでみるといいでしょう。 マンガと言えば、今月下旬には勝又進『深海魚』(青林工藝舎)が発売になるという。楽しみだ!絶対買うぞ。(この田舎で購入出来るのか怪しいが) 原発での被曝労働の実態を描くマンガ作品「深海魚」「デビルフィッシュ」の二編を含む作品集です。大学院で原子核物理を学び、脱原発の立場から仕事をしていた漫画家です。今は亡き勝又進が生きていたら、郷里石巻の惨状に、今回の事故に何を語ったのか興味深いところです。 今回のブックフェアには、勝又進がイラストを描いた『脱原発のエネルギー計画』(高文研)も出していましたが、今行方不明中です。どうやらひそかに借り出された模様です。心当たりのある方はひそかに返してください。 今回の原発本フェアは、「みんなで一緒に考えてみよう。原発のこと、エネルギーのことを」と謳っているので、原発ではない 考えてみたい。例えば、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーや非電化についても考えてみたいのです。 本の面白さから言えば、藤村靖之『エコライフ&スローライフのための愉しい非電化』がお勧めです。「ひでんか」ネタで記事を書こうとひそかに原稿も書いていたのですが・・・原発本フェアに先を越されました。 電化製品の非効率性と非電化製品・非電化プロジェクトの紹介などを通じて、「新しい豊かさ」を提案しています。「新しい豊かさ」というのは、具体化はしていないけれども有報堂の中でもコンセプトの一つに挙げられています。このままでいいのか日本!これまでの豊かさは本当の豊かさだったのか!!本当の豊かさって何だろう・・・などなどを一緒に考えるきっかけになればいいですねえ。 この秋は、有報堂で原発本を読みながらお茶をしませんか。 ☆おまけ☆ 原発本フェアをやろうとして気がついたことは、あるはずの本を倉庫から探し出すのが異様に大変ということと、お貸しした本が戻ってきていない・・・という事実。しかも結構たくさん。有報堂ブックスから原発本を借りた方は、ブックフェア開催中に本棚に返してくださいな。 ※10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 一部で熱烈なリクエストがあった ひっそりと始まっています。 「みんなで一緒に考えてみよう。原発のこと、エネルギーのことを」 8月の平和のブックフェアで出していた(■■■)本も、もちろんあります。 それ以外の本も、もちろんあります。いくつかご紹介します。 野口邦和『放射能汚染から家族を守る 食べ方の安全マニュアル』 青春出版社 有報堂のコンセプトの一つに食の安心・安全があります。オープンしたときに、食の安心・安全と言えば農薬や添加物などを使っていないという意味でしたが、今となっては放射能にも気をつけなければいけない事態に・・・なんてことだ。 福島の原発事故以来にわかに脚光を浴びている放射線防護学。その放射線防護学の立場から、どうやって食べ物の除染をすべきかレクチャーされています。特に小さいお子さんのいる方は、一度読んで見てもいいかもしれません。 しかし、問題は原発なのだ!!汚染された食べ物は、原発さえなければ汚染されなかったはずなのに・・・と言うわけで、自己防衛もするが、 原発や被曝のことについて考えてみよう。 または、 チェルノブイリ事故で市民の生活はどうなってしまったのか、思いを馳せてみるのもいいかもしれない。 貝原浩『貝原浩画文集 風しもの村 チェルノブイリ・スケッチ』(パロル舎) 「風しもの村」とは、チェルノブイリ原発事故の当日、爆風によって巻き上げられた放射性物質が、強い北風にのってベラルーシ一帯の穀倉地帯にまき散らされ、死の灰が集中的に降ってきた村のことだそうです。そんな村が風下には数多く点在しているそうです。 貝原浩は事故から6年経った1992年に、ベラルーシ・チェチェルスク村を訪れました。そこで見た人々の生活をスケッチし、文を添えました。それがこの本です。 普通に生活していたのに強制避難させられ「埋葬の村」になってしまった家の窓、自分の故郷に居たいだけなのに、行政指導に従わない「サマショーロ」と呼ばれてしまう人々。「サマショーロ」はわがままな人という意味だそうです。政治が国民のほうを向いていない言葉だなあと怒りが湧いてきます。 それでも生きている彼らの顔から何が感じられるのか・・・。読む人それぞれの「感度」が問われます。その「感度」から何が生まれるのか、みんなで考えたいものです。 マンガやエネルギーの本もフェア本になっていますが、またしても、相当長くなってしまったので続きは明日に。 ※10月の営業のお知らせは9/28の記事にあります。ブログ右側の営業カレンダーもご覧下さい。 |
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